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かんたんな天体写真の撮り方
 

 天文雑誌やインターネットの星の写真をみて、自分も撮ってみたいと思ったことはありませんか?

 すばる望遠鏡や、ハッブル望遠鏡で撮影した写真は無理でも、こんな写真なら、簡単に撮れます。

 右の写真は、私が20年前・中学3年生の時にとったはじめての天体写真。こんなものなら撮れそう。自信ついたでしょう。
 でも、「難しそう。めんどくさそう。特別な機材が必要なんじゃない?」という声が聞こえてきますね。

 それほど、難しいことはありません。普通の一眼レフカメラとちょっとした機材で十分。とにかく始めてみましょう。わりと簡単な手順で、意外によく写ってくれるものです。やってみれば、きっととりこになるはずです。

 何度かやっているうちに....とても楽しくなって、次第に奥が深いことに気づいていく。そしてあなたは、私のようになってしまう..... 「やっぱりやめた?」 そんなこといわないで、さあ、星の写真にチャレンジしましょう!

 

hokuten.jpg (5492 バイト)

nissyuu.jpg (8223 バイト)

1.準備するもの

必要最小限必要なものは、次の8点です。

◎カメラ(一眼レフ)

◎フィルム

◎三脚 ◎レリーズ

camera.jpg (3654 バイト)

film.jpg (3383 バイト) tripod.jpg (2564 バイト) reliese.jpg (2874 バイト)
長時間シャッターを開け、ピントや絞りを固定できることが必要。数十秒〜1分程度露光できるなら、コンパクトカメラやデジカメも。

 

ISO400(〜1600)程度の高感度なもの。流れ星を撮りたいという場合は、可能な限り高感度のものを。 なるべくがっちりしたもの シャッターを長時間開けるためのもの。写真店で1000円程度。あまり長いものは不向き。
◎撮影記録メモ用紙

◎懐炉

◎時計 ◎その他星座観察用具

kirokupad.jpg (3321 バイト)

 

kairo.jpg (3090 バイト)

watch.jpg (2630 バイト) obstool.jpg (4578 バイト)
天体名や撮影時刻などを記録するもの。あらかじめ、必要な項目を表などにしておく。 自分の体を温める、のではない。レンズにゴム等で巻き付けて温め、レンズ面に夜露がつくのを防ぐ。これがないと数時間の撮影は困難。使い捨てカイロは実用性なし。 できれば、秒単位まで正確に合わせておくと、後で貴重なデータとなる(かも!) 星座早見盤・星図・双眼鏡など。
赤セロファン付懐中電灯は、撮影中のカメラや自分の目に邪魔な光が入らないように暗くする、天体観測の「超」必需品。

 

2.とにかく、夜空の星を撮ってみる

(1)フィルムをカメラに装填する

(2)カメラの設定

シャッタースピードの目盛りをバルブ(B)の位置に

filmtocamera.jpg (4719 バイト)

絞りは、開放〜1しぼり程絞る

 開放より1〜1.5しぼり分絞った方が、星はきれいな点に写ります。

ピントは無限遠(∞)に

 天体は限りなく無限の遠い距離。(∞)に合わせれば、自動的に星にピントが合います

focusling.jpg (5321 バイト)

(3)三脚に固定する

 できるだけ足は短くし、しっかりひろげましょう。
 傾きがないように足の長さを調整します。
 固定し終わったら、もういちど、ピントやシャッター速度、絞りの位置を確認します。

cameraontripod.jpg (3496 バイト)

(4)空に向け、ピントを調整する

遠くの街灯や明るい星をファインダーで見ながら、ピントを調整します。(∞)の位置で、ピントが合っていますよね

(5)構図を決める

明るい星をたよりに、撮影したい天体や、星座がバランスよく入っているか確認します。地平線を入れて撮影する場合には、水平になっているか注意します。 
 カメラはファインダーでは明るい星しか見えませんので、慎重に。

 

 

cameratosky.jpg (3391 バイト)

 

(6)いよいりレリーズを押す〜撮影開始〜

 露出開始時間や天体名をいメモしながら、レリーズを押します

☆ほら、写ったでしょ!

観測時刻は、秒まで正確に記録しましょう。
後日、貴重なデータとなることもあり得ます。