3月14日、山形市の天文家板垣公一さんが、くじら座の方向に新彗星を発見しました。
板垣さんは、これまで国内記録を更新する45個の超新星を発見しているほか、昨年9月には一世紀にわたって行方不明となっていた「ジャコビニ彗星」の再発見もされています。
1968年には「多胡・本田・山本彗星」を独立発見している大ベテランの観測家です。

かつては彗星発見の多くは、熱心なアマチュア観測家によって行われていました。
しかし、最近はプロの天文台による自動捜索プロジェクトにより、アマチュアによる彗星発見は激減。
ほとんどは人工衛星や大天文台によるものとなっています。

板垣さんは天体専用CCDカメラで撮影した写真の中から共同観測者である北海道札幌市の金田宏さんが開発した、移動天体を自動的に検出するソフトウェアを使用して発見しました。
日本人の新彗星発見として6年ぶりの快挙です。
1985年ごろ、板垣さんと西公園の天文台でお会いしたことがあります。板垣さんが作ったピーナツをいただきながら、新天体発見にかける熱い思いをお聞かせいただいたことが思い出です。
板垣さんに敬意を込めて、3月17日と21日に「板垣彗星」の追跡観測(精密位置測定)させていただきました。

 



 

  

世界天文年2009(The International Year of Astronomy 2009)

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