パレットおおさき天文情報

目次ページへ 
 プラネタリウム天文情報へ

4月25日の太陽面

     【2001年4月25日公開】  


  先月末から今月の始めにかけて話題となった巨大黒点(9393)は、太陽の自転によって反対側に回り込んでいましたが、再び地球側に姿を現し、大きな肉眼黒点(今回帰では9433)となっています。24日には4度のM型フレアを発生させるなど非常に活発な状態で、今日も小型のフレアが相次いで発生し、Hαで見た活動領域付近は一日中白く明るく光っている状況でした。
 SpaceWeather.com によれば、この領域は、非常に複雑な磁界の特性(ベータ・ガンマ・デルタ)となっており、X型フレアの可能性が高いとのことです。

参照
4月21日の太陽面
巨大黒点9393の回帰について 

wpeE.jpg (24857 バイト)

上:白色光(可視光)による太陽面
左上の黒点群は、領域9433(9393)。
(4月25日 午前9時47分撮影)


wpeD.jpg (20397 バイト)

Hα光による領域9433(9393)付近の拡大。
白い部分(活動領域)が、かなり広範囲に広がっている様子がわかります。

 

パレットおおさきでは、太陽観測フィルターを装着した屋上天文台の10cm望遠鏡で太陽活動を監視中です。体験展示室の太陽モニターでリアルタイムの太陽像をご覧になれますので、皆様どうぞお越し下さい。曇天時など太陽に望遠鏡が向けられないときは、パレットおおさきで撮影した4月10日の大規模フレアのビデオ映像をご覧になれます。

パレットおおさき天文情報

 プラネタリウム天文情報へ