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太陽系第1番惑星・水星が見ごろ

 【2001年5月17日公開】

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木星(左)と水星(右)  望遠レンズで拡大 2001.5.13 19:13

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水星の拡大画像
30cm反射直焦点+CCDビデオ 2001.5.17 15:34

 肉眼で見える5つの惑星のうち、水星はなかなか目にするチャンスの少ない星です。地動説で有名な、16世紀の天文学者・コペルニクスさえも、一生涯目にすることがなかったとされています。

 水星が見にくい理由は、水星が太陽の一番近くを回っているからで、太陽からの距離も近いからです。地球から見ると、水星はいつも太陽の近くに見えます。このため、太陽から見かけ上最も離れた時でさえ、日没直後の夕方西の空か,日の出直前の朝方の東の空、しかも短い時間帯にしか見ることができないのです。
 見るチャンスは、夕方の西の空では太陽から東に最も離れる「東方最大離角(とうほうさいだいりかく)」、朝方の空では「西方最大離角(せいほうさいだいりかく)」をはさむ1〜2週間です。
 今年、夕方西の低空に比較的見やすいのは5月中旬・9月中旬、夜明け前の東の低空に見やすいは3月初〜中旬と7月初旬、11月中旬で、夕方の空に見える条件としては今がもっとも良い時期です。
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  今回の東方最大離角は5月22日です。6月の初め頃まで、比較的見やすい状態が続くでしょう。また、今回は木星が近くにあり、25日前後には細い月が近くにありますので、さがすのに良い目印となりそうです。

探し方のポイント

 水星を見るには、日没間もない薄明(はくめい)中の時間帯となります。日没から30分ないし40分後あたりが、一番見やすくなるようです。

 肉眼で探す際には、遠くの風景や雲などで、目の焦点を遠くにあわせて探すようにしてください。

5月17日の水星は、木星の右上3度にありますので、木星を見つければ探しやすいでしょう。肉眼で見る前に、双眼鏡で探すと楽です。
 18日以降は、木星の上の方に向かって少しずつ移動していきますが、25日ぐらいまでは木星が良い目印になるでしょう。

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 5月24日には木星のすぐそばに細い月が近づき、その上の方に水星がぽつりと輝いているのが見えるでしょう。
 なお、この日は、水星を見れなかったというコペルニクス(1543年没)の命日でもあります。

 5月25日には、右の図のように、月と水星・木星が二等辺三角形に並びますので、さらに見つけやすいかと思います。

 月末にかけて、木星は同じ時間帯でも地平線からの高さがどんどん下がり見つけづらくなっていきます。また、水星の見える条件も徐々に悪くなっていきます。

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 星図はアストロアーツ社ステラナビゲータで作成

関連:5月4日の昼間の金星の写真はこちら


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