パレットおおさきの体験展示室「天文の宝箱」には、隕石の現物が展示されています。
この隕石は、アフリカのナミビア共和国で1836年に発見されたギベオン隕石のひとつです。
隕石は、その成分の鉄と石の混ざり具合によって分類されます。
石がたくさん含まれる順に「石質隕石」「石鉄隕石」「隕鉄」の3種類があります。パレットおおさきの隕石は、鉄を主な成分とする「隕鉄」です。
ご自分の手でさわったり、もちあげることができますので、どのくらい重いかぜひ体験してしてみてください。
ウィドマン・シュテッテン模様
実は、このギベオン隕石の別の小片を、パレットおおさきの職員が所蔵しております。
かわいそうなことに、この隕石、何個かにスライスされているのですが・・・・よくみると・・・・
平行線で構成された特徴的な網目状の模様がみえてきます。
隕鉄の断面を酸で腐食(エッチング)すると、このようなウィドマン・シュテッテン模様(構造)と呼ばれる網目模様がみえてくるのです。
これは、鉄とニッケルを主成分とする隕鉄が、宇宙空間で数百万年の時間をかけて冷え固まるときにできた結晶構造です。大昔、宇宙をめぐる小天体の内部でゆっくりと冷却し,そして天体同士の衝突で粉々になった破片が、隕鉄として地球にやってきたのです。
こんな石ころに、宇宙の雄大な歴史をうかがい知ることができるのですね。