パレットおおさき天文情報

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4月21日の太陽面

     【2001年4月21日公開】  


  先月末から今月の始めにかけて話題となった巨大黒点(9393)は、太陽の自転によって反対側に回り込んでいましたが、再び地球側に姿を現しています。先日の天文ニュースでもお伝えしたとおり、活発な状態が続いています。9393は、21日の朝方にも、M2クラスのフレアを発生させています。
 パレットおおさきでは、太陽観測フィルターを装着した屋上天文台の10cm望遠鏡で太陽活動を監視中です。体験展示室の太陽モニターでリアルタイムの太陽像をご覧になれますので、皆様どうぞお越し下さい。曇天時など太陽に望遠鏡が向けられないときは、パレットおおさきで撮影した4月10日の大規模フレアのビデオ映像をご覧になれます。

wpeB.jpg (13932 バイト)
白色光(可視光)による太陽面。左上の黒点群は、領域9393

wpeD.jpg (5318 バイト)

白色光による領域9393付近の拡大。
所々に、白い斑点(白斑)があるのがおわかりでしょうか。

右のHα光でみた太陽の姿と比べてみてください。

wpeF.jpg (7699 バイト)

Hα光による領域9393付近の拡大。
白い部分は、特に活動が盛んな部分で、これがフレアに発展する可能性がある。
 太陽の縁には、プロミネンス(紅炎)が見えます。太陽面中の黒いヒゲのようなものは、プロミネンスが影のように見えるダークフィラメントです。

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